新築住宅を建てる際に省令準耐火構造の方がお得!?確認方法から火災保険まで
省令準耐火構造にすると、トータルコストで考えると安くなるのか?
について色々と調べて我が家では省令準耐火構造の家にすることにしました。
省令準耐火構造の家は火災保険の際にとても有利になります。
省令準耐火構造にする費用と火災保険の金額の比較でどちらが良いのかなど色々と省令準耐火構造についてご紹介していきたいと思います。
省令準耐火構造について
省令準耐火構造とは建築法で定める準耐火構造に準ずる防火性能を持つ構造として、住宅金融支援機構が定める基準に適合する住宅であること。
- 隣の家などから火が燃え広がらないような対策がされているかどうか(延焼防止)
- 火災が発生しても一定の時間部屋から火が出ない構造にする(各室防火)
- 万が一部屋から火が上がっても延焼を遅らせることができる構造である(他室への延焼遅延)
細かい仕様については、ハウスメーカーや工務店さんが詳しいと思いますので、相談してみてください。
省令準耐火構造はハウスメーカーによっては標準仕様の場合とオプションの場合があるのでよく確認した方がいいですよ。
あとで、そんなつもりじゃなかったとなる前に確認してみてください。
省令準耐火構造かの確認方法がわからない場合はハウスメーカーで確認するのが手っ取り早いです。
省令準耐火仕様の構造にすると金額も上がるのでトータルでみて判断するのがおすすめです。
ちなみに我が家では火災保険を30年で考えたとき、省令準耐火仕様のほうがメリットがあると判断しましたので、省令準耐火仕様に変更を行う予定です。
ハウスメーカーでは特におすすめはされませんでしたが、トータルコストと防火仕様という安心感で省令準耐火構造にすることに決めました。
予算としては30万程金額が上がるようです。
ハウスメーカーによって増減の金額に差があるため、各ハウスメーカーにて確認してください。
省令準耐火構造仕様の家では火災保険が安くなるメリットがあります。
火災保険については別記事にて説明したいと思います。
準耐火構造(準耐火建築物)とは
準耐火構造とは、壁・柱・床その他の建築物建築物の部分のうち、準耐火性能に関して、政令で定める記述的基準に適合するものだそうです。
こちらは国土交通大臣の認定を受けたもです。と言われてもあまりピンとこないですね。
簡単に言えば政府が決めた準耐火の性能に合致している構造となっているかだと思います。
まあ素人であれば、細かい基準については知らなくてもよいかともいます。
言葉については覚えていて損はないですかね。
基本的には準耐火構造と言っていますが、耐火構造もあるようです。
準耐火より耐火構造のほうが性能が高くなります。
こちらの準耐火建築物の火災保険の構造分類はT構造、一般物件では2級になります(耐火建築物はM・T構造または1級)。
省令準耐火構造(省令準耐火建物)とは
省令準耐火構造の建物とは、所定の省令で定める性能を有する建物で住宅金融支援機構のの定める使用に合致する建物のことを言うようです。
準耐火構造では国土交通省、省令準耐火構造については住宅金融支援機構で定めています。
具体的には外壁および軒裏が防火構造であること。
また、屋根が不燃材料である。または葺いたもの。または準耐火構造であることなどがあります。
•室内に面する天井および壁については火災などにより加熱されたとき、15分以上耐える性能を持っている構造であることなどがあります。
住宅を建てようと思っているかたはハウスメーカーなどに自分が建てる建物はどのような構造か、確認しておくとよいでしょう。
このあと説明する火災保険にかなり影響してくるので自分で把握しておくとよいです。
•上記以外の部分は防火上支障のない構造であること。
省令準耐火構造のメリット
省令準耐火構造の住宅は火災保険料が安くなるというメリットがあります。
火災保険も昔は35年まとめてなどあったのですが、最近では10年単位の料金になります。
省令準耐火構造の建物は、火災保険においては木造であっても、通常の木造の建物(省令準耐火仕様以外)とは別のものとして取り扱われます。
具体的には省令準耐火構造に該当した戸建ての場合、所定の条件を満たしていれば火災保険料が約60%も安くなります。
また、省令準耐火構造住宅はその名の通り、火災に強くするために、万が一火災が生じた場合でも被害が少なく済むようになっていますのでその辺は省令準耐火構造の建物と比較してよいです。
追記:今後火災保険が5年ごとの更新になるような情報も流れています。
省令準耐火構造デメリット
省令準耐火構造の住宅でのデメリットとしては省令準耐火仕様にするために基準があると言うことです。
ということは、省令準耐火仕様にするために、希望の間取り、デザインを我慢したり、その分の工事費用などが増加されるということになります。
部屋がを区切り、各室防火したり、内壁の素材などが定められていることにより、希望の素材にすることもできません。
そのため、ハウスメーカーにもよりますが、注文住宅でも好きなデザインを我慢しなければいけない部分がでてくると
省令準耐火構造の基準に合わせて調整する必要が出てきます。
ちなみに我が家も注文住宅ですが、かなり希望の間取りを取り込みましたが、ハウスメーカーさんの頑張りによりどうにか省令準耐火構造で建てることができそうです。
ちなみに省令準耐火構造にしようとした時の費用は40坪弱の住宅ですが、約20万円増加になりました。
ですが、火災保険が安くなるので30年で見ればお得で安心を手に入れることができたと思えば満足です。
悩んでいる方はぜひ、省令準耐火構造になるようにハウスメーカーなど相談の上検討することをおすすめします。
省令準耐火構造については、ハウスメーカーとしてはできる限り金額を安く見せたいので、
知らなければ何も言わないハウスメーカーもありますので、まずは、
新築住宅を建てる際に、省令準耐火構造の仕様になっているかを相談することをお勧めいたします。
省令準耐火構造の住宅かの確認方法は図面等で確認する方法もありますが、素人だとわかりにくいので、ハウスメーカーで聞くことをおすすめします。