我が家では理想の間取りとして小屋裏(こやうら、コヤウラ)を作ることにしました。
やはり、ハウスメーカーなどで小屋裏を売りにしているところも多く、スペースの有効活用だったり、昔では、階段をだすのが面倒だったり、夏暑くていられないような状況であまり作っても使われないことが多かったようですが、最近の小屋裏では、断熱性能が優れていて固定階段で荷物の上げ下げが楽になったり、部屋として使用したりもできたりかなりよくなってきています。
ハウスメーカーなどでみるとやはり魅力的ですね。ちなみに小屋裏は屋根裏部屋や屋根裏収納のことです。ロフトとは若干違うみたいです。後程紹介していきたい思います。
小屋裏収納(屋根裏収納)とは
角度のついた屋根(片流れ、寄棟、切妻等)の場合に屋根の上の部分と天井の間に一定のスペースができます。
このスペースを有効活用して収納として活用しているものを小屋裏収納(屋根裏収納または屋根裏部屋など)と呼ばれています。ただし、小屋裏にするには一定の条件があります。
- 床から天井場での高さが4m(140cm)未満である。(1.4mを越えてしまうと3階建てとして見られてしまう場合がある)
- 小屋裏の面積が下の階の1/2であること。(平屋建ての場合は1階の1/2、2階建ての時は二階の面積の1/2、3階建てえのときは三階の面積の1/2)
※地域によっては固定階段槻の小屋裏を施行できない場合があります。
また、一般的には陸屋根と呼ばれている、フラット型の屋根の場合は小屋裏収納をつくるのは難しいのです。
小屋裏のメリット
・スペースを有効活用できる。(収納力がある)
・子供の遊び場としても使用できる。
・趣味のものを飾ることができる。
・季節ものをしまうことができる。
小屋裏のデメリット
・費用がかかる。
・階段を登るのが大変。(固定階段であれば比較的楽だが、収納式の階段だと大変)
・夏場暑い。
ロフトと小屋裏(屋根裏部屋、屋根裏収納)の違い
ロフトと小屋裏(屋根裏部屋、屋根裏収納)とは同じものだと思っている方もいると思うので違いを紹介したいと思います。
まず、ロフトとは何かというと天井を高くして部屋の一部を二層式のスペースを設けた上部のスペースのことをさします。
小屋裏とは屋根と天井との間にできたスペースのことです。
どちらも同じようなことですが、ロフトと小屋裏収納の違いとしては、梯子(はしご)のかけ方と、屋根のすぐ下にあるのか、天井の下にあるかの違いです。
収納スペースとして、余っている空間の有効活用のために使用されるところについてはロフトも小屋裏も同じです。
小屋裏の広さ
我が家の小屋裏では、できるだけ広い小屋裏部屋をつくりたいと思っています。
ソーラーパネルを乗せるため屋根が片流れ屋根の予定なので小屋裏は比較的広くとれるようになっていますので、9畳程を予定しています。
物をしまうなら3畳、4畳くらいあれば十分が6、8畳以上あると部屋としても十分です。
基本的には小屋裏の面積は2階の床面積の1/2以下でないといけないようなので小屋裏の広さといっても上限があります。昔は面積の1/8だったようです。
また、小屋裏の高さとしては構造上1.4m(1400cm)以下(未満)であれば小屋裏は延べ床面積には含まれません。
1.4m以上あると構造上延床面積に含まれるため注意が必要です。3階としてカウントされてしまう場合もあります。
これは税金にもかかわってきますので注意が必要です。我が家の場合は片流れのため、高いところで1.4m低いところで0.9mですので天井の高さの平均で1.2mくらいです。
また、我が家の小屋裏の値段(価格)では0.5畳プラスするのに2万~3万円とのことでした。ハウスメーカーによっても違いがあるようです。
小屋裏の断熱
昔は、小屋裏というと暑いイメージが強かったと思います。
最近の家では夏の暑さ対策や工夫が色々とされており、例えば屋根断熱、天井断熱だったり、屋根断熱と天井断熱を併用(両方)使用して断熱効果を高めています。
そのため、普通の部屋と変わらないくらいの暑さや環境、温度を保つことが可能になっています。
断熱材としては内断熱として比較的価格が安い、ウレタン、発砲スチロール、グラスウールや発砲断熱材(アイシネン、アクアホーム、ダルトホームなど)使用されることが多いです。
外断熱としては遮熱シートなどを使用することが多いです。
断熱とは関係ないですが、妻壁などは石膏ボードを使用することが多く、床はフローリングです。
皆さんもぜひ、断熱をしっかり行い、小屋裏を快適にしてみてください。
小屋裏換気
小屋裏を作るときに快適に使用するのであれば、小屋裏換気が欲しいと思います。
部屋の中の空気がこもったり、暑かったり、湿気がたまったりすると不快ですし、小屋裏の荷物まで悪くなったりしてしまいます。
通気をよくするだけでもよいと思います。
小屋裏の換気といっても色々なパターンがあります。
例えば、換気口に換気ガラリを付けたり、換気扇を付けたり、換気窓を付けたり、機械換気でブロアーなどを設ける場合もあるようです。
また、煙感知器を付ける方もいるようです。
24時間換気では小屋裏が含まれなかったり、排気だけだったりということがあります。
小屋裏換気孔といっても建築基準法などの法律などでも有効換気孔面積の基準が決まっているので換気計算して確認申請する必要があります。
あまり、小屋裏の窓を増やしてしまうと違法建築になる恐れもあります。結果的には換気面積や換気回数、換気量にもよるかと思いますが、我が家では窓で換気することにしました。
小屋裏収納の実例
本来の使用方法としてはその名の通り、収納(布団や季節外れの洋服、扇風機、お雛様、五月人形、こいのぼり、ストーブなど、普段使わないもの)ですが、それだけではもったいないです。
小屋裏はアイデア次第で色々な用途で使用することができます。
書斎、ソファーを置いてプロジェクター、ロールスクリーンを付けてシアタールーム、寝室として使用したり、男の人だと秘密基地みたいに、趣味のフィギアを飾ったり、釣り竿を並べたり、遊び心でハンモックを置くのも面白いですね。
また、オーディオを付けたり、インテリアをおしゃれにしたりレイアウトを変更したり、楽しみが広がります。ただ、高さが1.4m以下なので立つのは厳しいです。
でも大丈夫。ローラーがついた椅子、があれば移動も楽々でおすすめです。
最近では小屋裏収納の検討でアプリケーションやパソコンのソフトといったものがあるみたいです。
パソコンのソフトではアーキトレンドZというソフトが有名で、いろいろな検討に使用できます。
また、無料アプリでは間取りタッチ+など色々なアプリが出ていますので、配置なども検討できるので、ぜひ、参考にしてみてください。
我が家の小屋裏の使用用途としてはまずは、収納ですが、大分広く作っていますので、残りの部分は自分の趣味部屋にしたいと考えております。結果はできてから公開したいと思います。
最近ではリフォームなどでも屋根裏を追加できたりしているようです。
屋根裏は暑さ対策をすれば快適でとても居心地がいい場所にもなると思っています。
小屋裏エアコン
やっぱり、小屋裏は暑いイメージが強く屋裏を快適にするとなるとエアコンが必要です。
小屋裏にはエアコンを設置しようと考えております。
実は小屋裏収納を居室にする違法な違法建築物になる場合がありますのでやりすぎには注意が必要です。とはいっても、小屋裏にエアコンは憧れがあります。
小屋裏収納にエアコンをつけて案外、困るのが、室外機を置く場所やダクトです。
我が家では二階のフラットルーフに室外機を置く予定ですがダクトが真ん中を通るので若干目立ってしまいそうです。
デメリットですが、仕方ないとあきらめるしかないようです。
また、小屋裏収納の面積によりエアコンの容量をどのくらいにするかを考える必要があります。
大きい容量のエアコンを設置する方が効果が大きいと思うのですが、その分電気代がかかるのでちょうどいいエアコンの容量を選ぶことをお勧めいたします。
また、エアコンの効果のため小屋裏の入り口にドアを付ける場合もあるようです。
小屋裏シアタールーム
小屋裏をシアタールームにするのはある意味夢があります。個人的には出来ることならシアタールームを作りたいと思っています。
妄想で小屋裏をシアタールームにしてみたいともいます。
まず広さは最低でも3畳くらいは欲しいところです。
ソファーを置いてプロジェクターを準備し、ロールスクリーンを付けて(壁紙を白色にすればロールスクリーンはなくてもよいかと思います)ホームシアターの5.1chを設置すれば小屋裏シアタールームの完成です。
小屋裏をシアタールームにする場合は事前にコンセントの位置を考えてプロジェクターやホームシアターの電源がとれるようにしておくことをお勧めします。
昔はプロジェクターやホームシアターといえば、最低でも20万円はしていたのですが、最近では、かなり格安でプロジェクターやホームシアターを入手することができます。
例えば、プロジェクターであれば安いものでも5000円程度で購入することができます。ホームシアターの5.1chでも安いものであればこちらも5000円あれば購入できてしまいます。
プロジェクターとホームシアターを合わせても1万円でできてしまうと思ったらかなりお得です。
ぜひ皆さんも小屋裏をシアタールームとして工夫して使用してみてはいかがでしょうか。
小屋裏点検口
普通の家だと、2階の天井や押し入れの天井に屋根裏に上がる点検口があります。
しかし、小屋裏がある家では小屋裏の中に点検口が設けられていることがあります。
この場合天井裏に点検口がないことがあるようです。
業者等のチェックを受ける際は点検口の位置をあらかじめ把握しておいた方が、良いかと思います。
小屋裏の点検口は屋根裏の雨漏りや配線棟を点検するときに使用されるようです。
小屋裏の固定階段
一昔前では小屋裏収納というと天井から梯子(はしご)を出して、はしごを登って小屋裏収納に上り、荷物の出し入れを行っていました。
このようなタイプの小屋裏収納だと折りたたみはしごを登るとなると手すりを持たなければならず、重いものを運ぶのが結構大変だったりします。
また、梯子をだすのが面倒なので案外使わなかったりすることが多いようです。
そこで、最近の小屋裏では固定階段を設置することが多いようです。
固定階段の小屋裏であれば、重いもの例えば季節もののひな人形、五月人形、扇風機、ヒーターなども手軽に出し入れでき、スペースを有効活用することができます。
そのため、我が家では小屋裏の固定階段を取り入れる予定です。
しかし、地域によっては構造上や建築基準法、自治体によっては小屋裏収納の固定階段は違法となる場合もありますので、ハウスメーカーさんや工務店さんに確認することをお勧めします。
どうしても固定式でない階段でないといけない場合は折り畳み式のものにするしかないようです。
また、我が家では小屋裏に入る入口はクローゼットの中に固定階段を設置してスペースを有効活用する方向で進めています。
完成しましたら画像もアップしたいと思います。
小屋裏収納の窓
できれば小屋裏には換気用として窓が欲しいものです。
特に小屋裏は空気がこもりやすく、夏に熱くなりがちです。
しかし、建築基準法などでは換気窓として設置する場合は小屋裏物置の面積の1/20未満とする制限があり、換気窓のサイズや寸法も決まっているため、間取りによっては希望の窓を設置するのが難しいことがあるので換気窓のサイズや寸法の計算をする必要あるため注意が必要です。
また、窓は結露が起きやすいのですが、最近の窓ではLOW-Eガラス、トリプルサッシなどがあり、さらには樹脂枠でかなり結露は改善されています。
リフォームで小屋裏収納
すでに家を建てているかたでも、リフォームやリノベーションで小屋裏収納を後付けすることができます。
レイアウトや間取りなど図面の制限はありますが、有効な収納を増やせてとても満足している方も多いです。
ぜひ、小屋裏にあこがれがある方はあきらめないでリフォームやリノベーションで小屋裏を実現してみてください。
小屋裏のリフォーム費用としてはおおよそ6畳で30万程度で作ることができるようです。
※業者や家の状態などにより費用は変わります。
貸倉庫を借りるよりはトータルで見るとお得です。
小屋裏の施行できるハウスメーカー
小屋裏、屋根裏部屋、ロフトなどの取扱いがあるハウスメーカーはアイ工務店、ウォークインホーム、ウィザースホーム、ヘーベルハウス、三井ホーム、ミサワホーム、レオハウス、一条工務店、桧家住宅、タマホーム、パナホームなど