前回はエクセルでの設計図を作成する際のコツやポイントなどを説明しましたが、
今回は早速、建築模型(住宅模型)の材料と道具を準備して、いよいよ作成する形になります。
ここでも建築模型(住宅模型)を作成したときに失敗した点やポイントなどを紹介していきます。
2. 建築模型(住宅模型)の材料、道具を準備する
ある程度設計図が出来たら建築模型(住宅模型)を作るための材料と道具を準備します。
基本的には、すべて100均で揃うので、1000円~2000円あれば道具、材料すべてそろってしまいます。
こだわってしまうと金額は上がってしまいますが、自分で作成したときは、約2000円位で済んだかと思います。
建築模型(住宅模型)の道具
カッターナイフ(大)
⇒建築模型(住宅模型)で直線など長いものを切る際は、大きめのカッターナイフの方が真っすぐ綺麗に切れるので準備しておいた方がきれいに切ることが出来ます。
カッターナイフ(小)
⇒大きいカッターナイフでは曲線や細かい部分を切るには厳しいです。
そのため、建築模型(住宅模型)で細かい部分を切るために小さいカッターナイフを準備しておいた方が良いです。
カッターマット
カッターを使うときに下に敷く、板です。これを使用すれば、机などに傷を付けずに着ることが出来ます。
100均では小さいものが多いので大きいサイズのものを持っていればそちらを使用してもらった方がいいと思います。
100均のもので使用する場合は、数回に分けて切る必要があります。ちなみに自分は100均のを使用しています。
定規
建築模型(住宅模型)を作成する際、カッターで切るときに真っすぐに切るために、使用したり、長さを測って使用します。
基本的には、これも100均で問題ありません。色々なサイズがありますが、長めの方がよいです。
50cmのものを購入しましたが、長いものを切るときはいいですが、短いものを切るときは取り回しがしにくいです。
使いやすいサイズや複数のサイズを使いまわしてもよいかもしれません。
ピンセット
細かい作業をするときに使用します。自分の場合は基本的には使用しませんでした。
サイズの小さい細かいものを作成する場合にはあった方がよいかもしれません。
また、接着剤が手について、他にも付けてしまわないように使用するのが良いかと思います。
建築模型(住宅模型)の材料
スチレンボード(カラーボード)
模型を作るための材料になります。
ダイソーの100均ではCOLOR BOARD(カラーボード)という名前で販売されています。450mm×300mmのサイズで、白色、黒色、木目調など色々な種類がありますが、基本的に建築模型(住宅模型)を作る場合は白色でよいかと思います。
また、両面テープ付きのものがありますが、用途によっては両面テープ付きのタイプのものの方が使いやすい場合もあります。
ちなみに自分で作成するときは、両面テープ付きのカラーボードを中心に使用しました。
外壁を作るときに用紙を貼ったり、間取り図の印刷した用紙を貼ったりするのに便利です。ただ、両面テープなので、貼り付け位置をずらすことが出来ませんので注意が必要です。
また、片面にしか、両面テープが貼られていないため、両面に紙を貼る場合は反対側には「スティックのり」か、両面テープを貼り付ける必要があります。
カラーボードの場合は「スティックのり」で貼り付ければよいので「スティックのり」の場合は若干すれても固まる前であれば少し動くので貼り付けやすいです。
建築模型(住宅模型)を作成するにはサイズにもよりますが、4枚~10枚くらいはあった方がよいかと思います。ちなみに自分で作成した時には10枚購入しました。
プラスチック用のボンド
ボンドには木工用や皮用など色々な種類がありますが、今回の建築模型(住宅模型)を作成する際には
カラーボードのつなぎにはプラスチック用ボンドが最適ですので、ボンドを購入する際はプラスチック用のボンドを購入してください。
用紙
エクセルで作成した設計図を印刷するための用紙になります。
基本的には安いコピー用紙でもよいのですが、こだわるのであれば、若干高い紙の方が出来上がった時に綺麗になります。
また、コピー用紙より厚みがあるものを選ぶと、カラーボードに綺麗に貼り付けることが出来ます。
ちなみに自分で作成したときはこのマットタイプの用紙を使用しました。
スティックのり
カラーボードに用紙を貼り付ける際にスティックのりを使用します。特に、スティックタイプでなくても問題はありませんが、個人的にはスティックのりの方が扱いやすいと思います。
3. 建築模型(住宅模型)設計図を印刷し、ボードに貼り付ける。
建築模型(住宅模型)設計図が出来て、材料と道具が出来たら早速、設計図を印刷してみます。
とりあえず、間取り図と外壁、内壁を印刷してみてください。できれば、ボードに貼り付ける前にサイズを確認しておくといいと思います。
自分で作成した時には、ボードに貼り付けてから、サイズを確認していたら、実はサイズが間違っていて、最初からやり直しという事態になってしまいました。
失敗しないようにある程度サイズ感を確認しておきましょう。特に、1枚の紙に印刷できない大きいパーツについてはつなぎ目に注意した方が良いです。
外壁の長さと間取り図の長さが変わってしまう場合があるので特に注意してください。
出来れば、2F、3Fがある場合はサイズが違ってしまうとつなげたときにすれてしまうので、サイズがずれないように注意しましょう。最初が肝心です。
問題なければカラーボードに印刷した用紙を貼り付けていきましょう。
両面テープのタイプであれば、慎重に角を合わせて貼り付けるようにしてください。
両面テープの場合は貼り付けてしまうと剥がすのが難しいので曲がった状態で貼り付けない様に注意してください。
万が一曲がって貼り付けてしまったら、そのまま、カットするか、ダメな場合は一度剥がしてスティックのりなどで貼り付けてください。
スティックのりなどであれば、若干ずれてしまってもスライドさせることができるのでお勧めです。
ただ、スティックのりだと剥がれてしまう場合があるので、綺麗に貼るのであれば、やっぱり両面の方が良いかと思います。
綺麗にカラーボードに間取り図や外壁などのパーツを貼れたら次はカットになります。