人工芝は一般的に天然芝に比べて、メンテナンスが簡単というメリットがあります。
ただ、人工芝を敷いたからといってそのままにしてしまうと、耐久性が落ちてしまったり、
ゴミだらけになってしまったりしてしまうため、日頃から簡単なお手入れをすることによって、人工芝をきれいに維持することが出来ます。
前回の記事
せっかくきれいに敷いた人工芝も汚れてしまったり、ゴミなど落ちていたら、台無しです。
また、我が家では人工芝の端から雑草が生えてきてしまいました。
雑草の対処方法や人工芝の下の虫(アリ)がいた場合の対処なども併せて紹介していきます。
それでは早速人工芝を敷いた後の定期的なお手入れについて紹介していきます。
人工芝の基本的なお手入れはとっても簡単
それでは、人工芝の基本的なお手入れについて説明していきたいと思います。
人工芝の素材は樹脂がほとんで、芝の部分に砂やほこりなどがついてしまうと、汚れが目立ってしまいがちです。
その場合はバキュームクリーナーなどの屋外でも使用できる掃除機を使用すると簡単に砂やほこりを吸い取ることが出来ます。
ただ、あまり、吸引力が強すぎてしまうと、人工芝が傷んでしまう場合もありますので注意してください。
バキュームクリーナーなどの掃除機を使用する場合は、雨が降った後や霜が降りたときなどの水分があるときには故障の原因になる可能性がありますので、使用しないようにしましょう。
また、人工芝用のコムチップなどを使用している場合には、バキュームクリーナーなどを使用してしまうと、せっかく撒いたチップまで吸ってしまうので、使用しない方がいいです。
大きい落ち葉や石などであれば、熊手や人工芝専用のブラシを使用して簡単に掃除することが出来ます。
基本的には熊手や人工芝のブラシを使用して、落ち葉や石を一か所に集めて、落ち葉や石などを拾います。
これだけやるだけでも簡単に綺麗にお手入れすることが出来ます。
また、落ち葉でも、オリーブなどの細い小さな落ち葉は人工芝に絡みやすく人工芝の大敵です。
できれば、人工芝などの部分にそういった落葉樹は避けておくことをおすすめします。
人工芝のお手入れは週に1度くらいを目安に行うといいでしょう。
ただ、落ち葉が多い時期などは頻度を上げて、手入れすることをおすすめします。
落ち葉一枚でも汚く見えてしまうので、気になる方はこまめに行うとよいでしょう。
このように人工芝は天然芝と比べてメンテンナンスがとても簡単で、基本的にはゴミがあれば、取り除き、芝生が寝ていると思えば人工芝用のブラシやデッキブラシ、熊手などで、芝生を立ててあげれば、見た目も気持ちもよくなります。
参考に天然芝では芝が伸びてしまい芝刈りをやらなくてはならず、この芝刈りが結構重労働なので天然芝のお手入れが大変といわれる理由のひとつです。
それから、天然芝も同様大きい落ち葉や石などある場合には取り除く必要があるので、人工芝と同様の手入れも必要となっていきます。
人工芝もお手入れしないでいい訳ではありませんが、天然芝と比べると手入れが簡単というのも納得できるのではないでしょうか。
落ち葉やゴミ、石、砂のお手入れ
落ち葉やゴミ
人工芝のお手入れで一番頻繁にあるのが、落ち葉です。
自分の家に落ち葉がある木がなくてもどこからか、風などで落ち葉は飛んでくることが多いです。
例えば、人工芝の上に落ち葉が落ちていると、見た目も悪くなってしまい、せっかくきれいに敷いた人工芝が台無しになってしまったりします。
そして落ち葉のお手入れでは、ほうきやデッキブラシ、熊手などを使用すると簡単に落ち葉を集めて処分することが出来ます。
特に人工芝用のブラシなども販売されているので、人工芝を敷いた方なら簡単にお掃除するためのおすすめのアイテムです。
もしも、人工芝用のブラシなどが無ければ、熊手やデッキブラシを代用することも可能です。
しかし、細かい落ち葉やゴミなどのお手入れの場合には、ブラシだと取り切れない場合もあるので、そういったものはバキュームクリーナー(掃除機)などで吸ってしまった方が楽な場合があります。
同様にゴミもお手入れが必要です。
石や砂
石や砂の場合にはサイズにもよりますが、大きい石であれば、手で拾ってください。
もしも、若干大きく、複数ある場合には、人工芝用のホウキや熊手などでかき集めて拾うようにしてください。
ただし、細かい石や砂の場合には、ほうきなどで取り切れなかったり、芝生の隙間に入り込んでしまうため、落ち葉同様にバキュームクリーナーなどを使用すると簡単に楽にお手入れすることが出来ます。
寝てしまった芝を立たせるお手入れ
人工芝のあるあるですが、使用しているうちに芝が踏まれて、段々と芝が寝てきてしまいます。
例えば、人が頻繁に通る場所などでは、芝生が踏まれるのですぐに芝生が横に寝てしまうことが多くなります。
そのため、人工芝で芝が寝てしまった場合のお手入れとしては、ブラッシングする必要があります。
例えば、ブラッシングする場合には、先ほど紹介したように人工芝用のブラシを使用して、人工芝の芝の方向とは逆方向にブラッシングすることにより、寝てしまっている芝を簡単に立たせることが出来きて見栄えもよくすることができるのでお勧めです。
ただし、この方法だと、芝を立たせることはできますが、芝生を踏んでしまうと元に戻ってしまうので一時的な芝生を立たせる対応になってしまいます。
しかし、毎回、人工芝が寝てしまうとお手入れしても意味がないし、人工芝を頻繁にお手入れするのは大変です。
一般的には、人工芝の上に砂を撒いておくと人工芝の芝がたちますが、あまり、人工芝の上に砂を撒いてしまうと汚れてしまったり、雑草が生えてきてしまうのでは、と心配の方もいらっしゃると思います。
そんな場合におすすめなのが人工芝用のゴムチップがです。
この人工芝用のゴムチップは人工芝に撒いておくだけで、人工芝の隙間に入り込み、簡単に芝を立たせてくれるのでおすすめです。
人工芝にジュースや油をこぼしてしまったときのお手入れ
庭でバーベキューなどをやっていて、ジュースや油を誤って人工芝こぼしてしまったとうことはよく聞きます。
この場合、ジュースや油をそのままにしておくと、人工芝がべたべたになってしまい、人工芝の芝の部分に汚れが付きやすくなり後から、汚れを落とそうとしても中々、汚れがおちずにお手入れが大変になってしまいます。
例えばジュースをこぼしてしまったのであれば、すぐに水で洗い流すことで、解決することができます。
しかし、ジュースをこぼして、時間が経ってしまうと、人工芝がベタベタした状態になり、お手入れが大変になってしまいます。
もしも、ジュースをこぼして長時間時間が経過してしまった場合には、ホースなどで水を流しながら、ブラシで軽くこすると落ちやすくなります。ただし、ブラシなどでこすりすぎると人工芝を痛めてしまう場合があるので適度に行うことが重要です。
また、人工芝の上に油をこぼしてしまった場合にも、そのままにしておくとジュースをこぼした時同様にベトベトになってします。この場合に有効なのが、食器用洗剤です。
食器用洗剤は油に強いので油の上にかけて水で洗い流すという方法が効果的です。
人工芝の隙間や端から雑草が生えてきてしまった場合のお手入れ
人工芝を敷いていても人工芝の境目や人工芝の端は雑草が生えてきやすいです。
我が家の場合でも、人工芝の隙間や端っこの部分から雑草が生えてきてしまいました。
そんなときのお手入れ方法としてはまずは、根っこから雑草を抜いてしまいましょう。
それでも、生えてきてしまう場合や多い時には、除草剤を使用することをおすすめします。
ただ、除草剤によっては人工芝が変色してしまう可能性があるので、目立たない箇所や、人工芝の余りなどを使用して、あらかじめ変色しないか確認しておくことをおすすめします。
人工芝の下にアリが巣を作っていた場合の対処方法
我が家の場合の例なのですが、人工芝の上に妙に土が出ているなと思い、人工芝をめくったところ、大量のアリが巣を作っていました。
このアリの巣の中には、大きな羽アリなどもいて、見た瞬間ぞっとしました。
このように人工芝の下なら、アリ位いいじゃんと思ってしまうのですが、実は、アリなどが巣を作ってしまうと人工芝の下が、凸凹になってしまうことになります。
これは早急に対処しないとまずいと思い、アリの巣コロリを速攻で購入してきて、アリの巣やアリに振りかけました。
このようにアリの巣コロリを撒いたばかりですが、アリが居なくなってくれることを願うばかりです。
色々と人工芝のお手入れについて紹介しているサイトもありましたが、アリの巣のお手入れについては紹介しているサイトはほとんどありませんでした。実際に体験したからこそわかることなので、ぜひ、人工芝の下のアリにも注意してください。
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人工芝を長持ちさせるお手入れとは
人工芝のお手入れの方法について色々と紹介してきましたが、如何だったでしょうか。
例えば、お手入れの方法にも色々とあり、その都度対応が異なってきます。
人工芝も消耗品なので、使い方や環境によっても耐用年数もかわってきます。
できるだけ長く使用するためにはいくつかのポイントがあります。
一つ目のポイントとしては、人工芝の上を車が通るのを避けてください。
基本的には人工芝は車が通るところには向いていません。車が通ってしまうと芝に大きな負担が掛かり、芝が立たなくなったり、芝の葉がきれてしまったりするので、注意しましょう。
また、人工芝の上に重いものを長期間置かないことです。
人工芝の上に重いものを置いてしまうと、芝に負担掛かり、荷物をどかしても、芝が倒れたままで立たなくなってしまいます。ただ、そこの部分は倒れていてもいいというのであれば、問題はありません。
ポイントを守るだけでも耐用年数も変わってきますので、ぜひ、守って少しでも人工芝を長持ちさせることが出来ればと思います。